RstudioでPythonを使う

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Python
Tips
作者

azumaya

公開

2024年9月20日

はじめに

RstudioでPythonを使いたい!ずっとできそうな気はしていたけど、やったことがなかったのでついに。

Ananconda/Minicondaではなく、ライブラリはコマンドプロンプトからインストールするシンプルな方法です。

これまでは、昔の講義で使ったGoogle Colabratory、.pyファイルを触りたくてVS Codeを自力で入れて使っていた。

→Google Colabはやっぱり少し使いにくいのと、VS Codeはどうやって入れたかすら覚えていないのでさよなら。

→RstudioでPythonを使うために、Minicondaを使って仮想環境を作って…みたいなことをしていたけど、講義で導入したJupyter Notebookの環境とごちゃごちゃして断念。

→.ipynbを触るならJupyter Notebook、.pyを触るならRstudioで、ライブラリはコマンドプロンプトでインストールする方法に落ち着いた。

(RはGoogle ColabかRstudioなのに、どうしてPythonはこんなに選択肢があるんだ…本当に難しかった。あとは授業ごとに使う環境が変わるの大変)

Pythonをインストール

こちらからPythonをダウンロードして、インストールに進む。

インストールのオプション
  • Use admin privileges when installing py.exe:チェックを外す
  • Add python.exe to PATH:チェックを入れる

コマンドプロンプトから

pipのアップデートをする。

cmd
python -m pip install --upgrade pip

ライブラリのインストール

必要なライブラリはコマンドプロンプトからインストールする。例えば、pandasとmatplotlibをインストールする場合、つなげて書いてもOK。

cmd
pip install pandas matplotlib 

インストールされたライブラリは以下で確認できる。

cmd
pip list

Rでいうところのinstall.packages()みたいな感じなので、今後Python人生で使ったことないライブラリを使いたい場合は、コマンドプロンプトからpip install xxxを実行する必要がある。

RstudioとPythonの紐づけ

Rstudioにて、Tools > Global Options… > Python > Select > System から環境を選択して、Pythonと紐づける。

Rのパッケージ

RでPythonと行き来するパッケージをインストールしておく。

pacman::p_load(reticulate)

今後、RstudioをPython仕様にするにはこちらを実行。

reticulate::repl_python()
Python 3.12.6 (C:/Users/azuma/AppData/Local/Programs/Python/Python312/python.exe)
Reticulate 1.39.0 REPL -- A Python interpreter in R.
Enter 'exit' or 'quit' to exit the REPL and return to R.
exit

実行後、コンソールのカーソルが>>>になればOK。これでPythonが使える! 書いてある通り、exitquitを実行するとRに戻る。

やってみる

試しにこちらからコードをお借りして実行してみた。

すごい、あまり知らない景色。

おわりに

このシンプルさにたどり着くまでほんとに長かった…。

スクレイピングしたり、Kaggleにチャレンジしたりしたい、そのためにはPython使えないとなーと思っていたので、環境が整って嬉しい限り。

ただ、Anaconda/Minicondaを使わないデメリットがどこで発生するか、まだ分からないので使ってみてのお楽しみです。

tidyverseとパイプ演算子に慣れ切った身でPythonと仲良くできるのか!?

参考

RStudio で Python を使うための環境構築: Reticulate パッケージの導入

Pythonのセットアップ